連合・労働相談 内容ではパワハラ・いやがらせが最多、ついで解雇等

 労働組合の連合主催の「なんでも労働相談ダイヤル」に寄せられた労働相談の内容等(2018年4月集計分)が公表されました。それによりますと、相談件数は987件。内容的にはパワハラ・嫌がらせが168件(17.0%)、解雇・退職強要・契約打切が105件(10.6%)、雇用契約・就業規則が101件(10.2%)となりました。

 労働相談といえば厚生労働省も全国の労基署に設置されている総合労働相談所の相談件数を公表しています。平成28年度で110万件以上の相談と、こちらは桁外れです。そのうち民事上の個別労働紛争に関する相談が25万件以上となっています。

 一旦こじれだしますと裁判まで行く例も珍しくなく、当事務所の集計では年間2万5千件程度が、相談では収まらずになんらかのアクションを起こすに至っています。重篤な状態になる前に、専門家に相談するのがもっともよいとおもいます。