1~3月期の景況判断、大企業、中堅企業、中小企業いずれも「下降」超  

 内閣府と財務省は3月12日、第60回「法人企業景気予測調査」(2019年1~3月期調査)結果を公表しました。それによりますと、「貴社の景況判断」BSIを全産業でみると、大企業、中堅企業、中小企業いずれも「下降」超となりました。ただし、先行きを全産業でみると、大企業、中堅企業は、2019年7~9月期に「上昇」超に転じる見通しですが、中小企業は「下降」超で推移する見通しとなっています。

 「国内の景況判断」BSIを全産業でみると、大企業、中堅企業、中小企業いずれも「下降」超となっているそうですが、先行きを全産業でみると、大企業は2019年4~6月期に「上昇」超に転じ、中堅企業は7月~9月期に「上昇」超に転じる見通しですが、中小企業は「下降」超で推移する見通しとなっています。

 どちらにしましても、中小企業にとっては、きびしい景気予測がされているようです。一方で、雇用に対しては、現況についても先行きについても、企業規模にかかわらず「不足気味」超で推移すると予測されています。